Exhibition 展覧会情報
金子泰久「Ugusta Gain」

金子泰久「 Ugusta Gain 」
2015年9月15日(火)〜9月26日(土)
13:00〜19:00 日・月曜 休み


作家ステートメント

 原料皮を水戻しして(水漬け、水戻し工程)、石灰脱毛(脱毛工程)、再石灰漬けした後2枚に分割する。毛があった側を銀付き皮、肉面側を床皮という。塩化アンモニウム等で脱灰・酵素剤を用いて酵解(脱灰・酵解工程)する。食塩と硫酸・ギ酸等でピックルし(浸酸工程)、塩基性硫酸クロムでクロム鞣しを行なう(鞣し行程)。クロム鞣しに用いる一般的なクロム塩は、塩基性硫酸クロム[Cr(OH)2SO4Cr]+2の状態で溶液は青緑色を呈している。これらの組成はpH、濃度、温度、中性塩の有無、酸および塩などの添加物によっても変化する。クロム化合物が皮タンパクを構成するコラーゲンの反応基(主にカルボキシル基)と架橋結合して皮の繊維構造を安定化する。 鞣し終わった革はクロム塩によって青色を呈しているため、「青」、「ブルー」、「ウエットブルー」という名称で呼ばれる。クロム革の耐熱性はほぼ110℃付近である。 鞣しの段階でアルミニウム塩を使用すればアルミニウム鞣し革、ホルムアルデヒドを使用すればホルマリン鞣し革となる。次ぎに水絞り、厚み調整のためシェービングされ、重量測定後、水洗、重炭酸ナトリウム等で中和、様々な再鞣剤で再鞣、染色・柔軟性を付与するための加脂を行なう。また、中和前に再鞣しを行なう場合もある。染色・加脂された革は、仕上げの前処理としてガラ干し乾燥、味とり、ステーキング(揉み)、トグル張り乾燥を行う。ガラ干し乾燥の変わりに真空乾燥を行なう場合も多い。仕上げ工程として下塗り、中塗り、上塗り(スプレー)を施し仕上げを行う。最後に面積を計量して出荷する。
(出典:日本皮革技術協会 皮革の技術 革のなめし)
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