ALTERNATIVE SPACE The White

Exhibition 展覧会情報

田中 崇嗣「/////」

田中 崇嗣「/////」

2018年06月26日 〜2018年07月07日

13:00〜19:00 日・月曜 休み


ルール
1.地面を撮影し出力する。
2.撮影した場所に戻り、1で出力したプリントを地面に敷き、上からハンマーで叩きつけプリントに地面のテクスチャーを刻み込む(写しとる)。
3.同じ場所で透明なフィルムを地面に敷き、上からハンマーで叩きつけ地面のテクスチャーを刻み込む(写しとる)。
4.プリント、フィルムを床に重ねて敷くなどの方法で展示を行い、観覧者の閲覧行為を刻み込む(写しとる)。

////(STRATO FOTOGRAFICO 2018「写真の地層展 vol.19」
期間:2018年3月 場所:世田谷美術館区民ギャラリーB室)
http://tanakasoushi.net/works/strato_fotografico_2018_19.php

Statement

イメージが結像される仕組みと何を可視化できるかに興味があった。写真は機械(カメラ)の前にあるイメージを切り出すだけのシステムだ。

これまでなにかの"キー"によってリレーションをとっているイメージと、それらを使用した展示方法によって切り出されたイメージの羅列ではなくイメージの構造自体の意味を拡張するためのテストを繰り返してきた。

2015年4月から継続している"Post"という作品がある。目的の一つが行為の可視化だ。

3年以上、毎日行為を繰り返すと"カメラの機能とルールによって自動的にデータを生成させる"という根本的なコンセプトを越えてくる感覚をおぼえている。

それはこれまでイメージというものに対して限界と考えていたことの境界線を越えてこようとする不思議な違和感だ。

この感覚を基点として、改めてイメージを切り出すこと、またそれを提出することについて考えてみようと思った。

Biography

1978年 広島県出身 東京都在住
2012年 金村修ワークショップ受講

Exhibitions
2018年 世田谷美術館区民ギャラリーB室 グループ展「STRATO FOTOGRAFICO 2018 写真の地層展 vol.19」
2017年 ALTERNATIVE SPACE The White 個展「Nest{TABLE[default];Exhibition:Post[APRIL,2015-MARCH,2016];}]」
2017年 ALTERNATIVE SPACE The White 個展「Post [APRIL,2015-MARCH,2016]」
2016年 ALTERNATIVE SPACE The White 個展「TABLE[period 00:01:32]」
2016年 世田谷美術館区民ギャラリーB室 グループ展「STRATO FOTOGRAFICO 2016 写真の地層展 vol.18」
2016年 ALTERNATIVE SPACE The White 個展「TABLE[illuminate]」
2015年 世田谷美術館区民ギャラリーB室 グループ展「STRATO FOTOGRAFICO 2015 写真の地層展 vol.17」
2015年 ALTERNATIVE SPACE The White 個展「PASSIVE RECORD[broadcast,Posi/Nega]」
2015年 ALTERNATIVE SPACE The White 個展「Rotary」
2015年 現代HEIGHTS グループ展「STRATO FOTOGRAFICO 2014-15 写真の地層展 vol.16-2」
2014年 世田谷美術館区民ギャラリーB室 グループ展「STRATO FOTOGRAFICO 2014-15 写真の地層展 vol.16-1」
2014年 第11回 1_WALLファイナリスト 写真部門 グループ展「1_WALL展:ILLUMINATE THE PERIOD II 」
2014年 ニコンサロンJUNA21 7月度 個展「ILLUMINATE THE PERIOD」
2014年 銀座Gallery Q 個展「PASSIVE RECORD[35.748949,139.718125]」

Awards
2014年 第11回 1_WALL 写真部門ファイナリスト
2014年 Nikon salon juna21 7月度展示選考作品
2013年 第9回 1_WALL 写真部門 増田玲奨励賞

Magazine
2015年 IMA MAGAZINE Vol.14「STEP OUT! vol.10」