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Exhibition 展覧会情報

ミホリ トモヒサ(A piece of GITAI)「ミホリ トモヒサ(A piece of GITAI)個展」

ミホリ トモヒサ(A piece of GITAI)「ミホリ トモヒサ(A piece of GITAI)個展」

2018年10月02日 〜2018年10月13日

13:00〜19:00 日・月曜 休み

Statement

近年、時間や空間、光、波、など広義の自然物や、基本的な物理の法則を引用し、美術以外に変換不要な作品制作を試みている。

単位(unit)
量を数値で表すための基準となる、約束された一定量のことである。約束ごとなので、同じ種類の量を表すのにも、社会や国により、また歴史的にも異なる多数の単位がある。
連続量ではどれだけの量を単位と定めるかは全く任意であり、決め方が異なる単位の間の比は一般に実数値となり、しかもその比には誤差がつきまとう。実際の量を数値表現するには、具体的に実現された単位量と測定対象の量とを比較しなければならず、必ず誤差がつきまとうからである。だが離散量である個数では1個より小さい単位は考えられず、ひとつひとつ数えることにより原理的には誤差のない測定が可能である。

長さ(length)
通常、長さというのは先験的(アプリオリ)な概念とされている。2点がひとつの物体の両端のときの長さ。ある物体のひとつの軸に沿った端から端までの隔たりの大きさのこと。ある2点間を(道路状態や地形、建築物等を一切無視し)直線状に測ったときの長さを直線距離という。このとき直線距離は2点間における最短の長さ、最短距離であり、これ以外の方法を用いて2点間の長さを測定しても直線距離より短くなることはない。
ニュートン力学では長さは絶対のものと暗黙裡に仮定されていたが、相対性理論によって物体の速度が光速に近づくにつれ、進行方向に空間が縮み物体の長さが縮む、とされるようになった。例えば光速の60%で進む乗り物があるとすれば、それは進行方向について20%縮む、という。

"Nullius in verba"(ラテン語で「言葉によらず」)
古代ローマの詩人であるホラティウスからの引用で、原文は"Nullius addictus judicare in verba magistri"(「権威者の伝聞に基づいて(法廷で)証言しない」)。つまり、権威に頼らず証拠(実験・観測)を持って事実を確定していくという近代自然科学の客観性を強調するもの。

Biography

ミホリ トモヒサ/A piece of GITAI(美術家個人名義)
擬態美術協会名義で20年近く制作活動。他、幾つかの個人名義で活動。
A piece of GITAI名義では、2013年よりインスタレーションを中心に活動。
http://www.geocities.jp/gitaiau/apg/

2018年
7月 個展 トキ・アート・スペース(東京)
4~5月 個展 丹沢アートフェスティバル(秦野・神奈川)

2017年
9~10月 個展 The White(東京)

2016年
7月 個展 トキ・アート・スペース(東京)

2015年
9~10月 個展 The White(東京)

2014年
12月 個展 The White(東京)

2013年
7月 グループ展 MUSEE F(東京)