Exhibition 展覧会情報
Room #206
澤田育久「NORMAL LAND」
2026年08月26日 〜2026年10月03日
13:00〜19:00(日曜・月曜・火曜休み)
Overview
この度The Whiteでは澤田育久の個展「NORMAL LAND」を開催します。
澤田は2025年のステファン・ケッペルとの協働「WHITE COPIES」をきっかけに東京の都県境地域の写真を撮り始めました。当初はケッペルの滞在に向けた資料として始めた撮影でしたが、二人の協働が一段落した後も澤田は独立したシリーズとして都境地域の撮影を継続しました。
このシリーズは澤田にとって初となる屋外での風景写真となります。撮影に臨んで澤田は量を最も意識し、まずは1,000枚を目標にできるだけ多くの写真をできるだけ短い期間で撮影することで、極力コンセプトや作家の視点に捉われない客観的で開かれた見方を鑑賞者に与えることを目論みました。
今回の展示は、澤田が2025年3月から2026年7月までに撮影した1,300枚ほどの2Lサイズの写真で構成されています。作者の視点をできる限り排した写真群は鑑賞者の興味によってさまざまに読み解かれ、写真が本来持つ正確な記録性という役割がもたらすメディアとしての開放的な受容性の再確認も促します。
今回の会場となる#206は澤田が実験室として使用する5平米ほどの小さい展示室となります。ホワイトキューブではない雑居ビルの一室で展開される澤田の新しい試みをぜひ現場で体験していただけましたら幸いです。
Biography
澤田育久(Ikuhisa Sawada 1970年生まれ)
東京在住。写真家/The White主宰。金村修のワークショップに参加後、本格的に写真活動を開始。2014年よりオルタナティブスペース「The White」を主宰。カメラの記録性と機械的特性を活かし、日常では見過ごされがちな視点を提示することで、鑑賞者を新たな知覚体験へと誘う作品を制作している。
代表的なプロジェクト「closed circuit」(2011年〜)では、駅などの公共空間で撮影した大判写真を層状に展示し、鑑賞者の動きに応じて関係性が変化する風景を生み出す。
主な展覧会に、αMプロジェクト「Mirror and Hole」(2017/東京)、“space/guide/volume”(2021/CAVE-AYUMIGALLERY/東京)、“Export / Import”(2021/The White/東京、アムステルダム、東京オランダ大使館)、“OTHERS”(2023/The White/東京、Fred & Ferry/アントワープ、Archipelago Books/上海)がある。 主な出版物に『closed circuit』(2017/The White)、『substance』(2018/RONDADE)、『OTHERS』(2024/Ori.studio、Marc Nagtzaamとの共著)がある。